Yu-Run記

郵趣(切手・風景印など)とランニング・マラソンのブログです

【JUMP】1/17・ワールドカップ女子第5戦、高梨選手札幌連勝!

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2016年1月17日(日)、北海道札幌市中央区・宮の森シャンツェ(ジャンプ場)で開催のFISスキージャンプワールドカップ(W杯)女子第5戦を観戦。ジャンプ選手全員の応援をしました。
昨日の高梨選手の優勝は本当に圧巻。この日もどんなジャンプをするのか、結果以上に注目です。
この日は本番の前に予選開催。ただし、W杯ポイントの上位10人は予選免除。よって予選対象者37人中、上位30人が本戦出場(1本目は予選免除10人を加え、40人)予選のゲートは16番または18番で行われ、カンテスピードは時速83~84km。祖先免除者は14番ゲートとなり、高梨選手を残し、K点(90m)超えは昨シーズンW総合優勝のイラシコシュトルツ選手1人(92m)。そして高梨選手はさらに2つゲートを下げて12番ゲートで94m。風は強くなく、ほぼ公平な条件で行える状況。この段階で、高梨選手が力を発揮すれば確実に勝てる可能性大。
1本目、ゲートは昨日と同じ13番。ゆるやかな向かい風に乗ってK点オーバーのジャンプがいくつか出る中、ラスト2人目、昨日3位のイラシコシュトルツ選手がW杯におけるジャンプ場最長不倒を更新する99.5mでトップに立つ。昨日と異なり、プレッシャーのかかる中、昨日同様、ゲートを2つ下げて13番からスタートの高梨選手は97m。それでもしっかりテレマークを決め、テレマークを入れられなかったイラシコシュトルツ選手より飛型点で2.5点上回り、ゲート加点6点を含め、飛距離のマイナス分を上回って、5.0点リード。飛距離にして2.5m。ただし、昨日と違い、セーフティなリードとまでは言えない状況。
2本目、勝負は高梨選手vsイラシコシュトルツ選手の一騎打ちの様相。まずはイラシコシュトルツ選手が飛び、ゆるやかな向かい風の中、92.0mとK点は超えるも1本目のような大ジャンプはできず。高梨選手はK点を超えれば勝利と有利な状況の中、勝負に徹してゲートはそのままで飛び、このW杯ジャンプで初めての追い風に当たるも、94.0mまで伸ばし、テレマークも決めて優勝。これで今シーズンのW杯は5戦4勝。2戦目だけ2位で3戦目から3連勝。宮の森でのW杯は2014、2015、2016年の各2試合全勝で、6連勝!W杯通算勝利数も「34」になりました。この2日間、圧巻のジャンプ、本当に「美しい」ジャンプで、ただただ感動。トップアスリートの活躍を目の当たりにするのは、スポーツファン冥利に尽きます。だからこそ、ジャンプ観戦はたまらなく好きでやめられないですね。

◆FISスキージャンプワールドカップ(W杯)女子第5戦(上位3位まで及び日本選手全員)
(2016.1.16開催、会場:宮の森ジャンプ競技場(ノーマルヒル、ヒルサイズ100m))
1位高梨沙羅(クラレ)257.8点(97.0m,94.0m)
2位ダニエラ・イラシコシュトルツ(オーストリア)241.4点(99.5m,92.0m)
3位ジャクリーン・ザイフリーズベルガー(オーストリア)231.9点(95.0m,90.0m)
11位伊藤有希(土屋ホーム)207.1点(89.0m,83.5m)
17位勢藤優花(北海道メディカルスポーツ専門学校)200.0点(85.0m,85.0m)
18位岩渕香里(長野県・松本大学)199.1点(87.0m,84.0m)
36位松橋亜希(マンマーノフーズ)79.4点(79.0m)
38位竹田歩佳(デンソー北海道)85.2点(80.0m)
(※敬称略)

これで私にとって今シーズン、宮の森でのジャンプ観戦は終了。なんかあっという間に4試合終わってしまった感じでしたが、進化した高梨選手のジャンプをたっぷり堪能でき、楽しかったですね。私にとってジャンプ観戦はあと1/23HTBカップ、2/13UHB杯の大倉山での2試合のみ。あとはマラソン大会出場などで行けません。もうちょっと行きたいなぁ…。
この日、カナダ国籍の田中温子選手が28位(83.0m、77.0m、170.1点)に入り、2年振りのW杯ポイント獲得。女子W杯が始まった2011-2012シーズンは進学により日本チームの選手でしたが、翌シーズンからカナダに復帰。宮の森は2014年のW杯で最上位の4位に入りながら、その後の練習中に転倒してた影響で昨シーズンのW杯は欠場。そして今シーズン、宮の森の大会からW杯復帰し、ポイント獲得。今後のさらなる活躍に期待です。
※写真は大会終了後の表彰式風景(裏側)。