Yu-Run記

郵趣(切手・風景印など)とランニング・マラソンのブログです

【マラソン】サロマ湖100kmウルトラマラソン、8時間47分24秒で完走(2)

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2016年6月26日(月)、第31回サロマ湖100kmウルトラマラソンの100kmウルトラマラソンの100kmに出場し、8時間47分24秒で(男子陸連の部78位、男子総合136位)、14回目の完走(11年連続)。その完走記・後編です。
50km地点通過は3時間58分42秒。ただし前半の累積高低差は約100m(スタート~30kmが約20m、30~50kmが約80m)、後半は約200m。うち50~60kmの10kmで約80m、60~ワッカ入口(79.5km)で約40m、ワッカ入口~ワッカ折り返しで約40m(往復で約80m)と意外とアップダウンが小刻みにある状況。なので、確実に前半のペースを維持することは困難で、多少はペースが落ちるため、目標は予定どおりキロ5分ペース切りの8時間20分切り。後半の50kmを4時間20分以内、ただし休憩や給水・休息のロスタイム約5分を差し引いて、4時間15分以内となれば、10kmあたり53分、キロ5分18秒ペースでいく必要あり。
中間地点直後に約30mの上り。心拍数を150前後に抑え、キロ5分25秒で乗り切り、下りではキロ4分45分ペースに戻り、平坦のところでキロ5分前後のペース、心拍数も145前後をキープ。
54km過ぎのホテルルートイングランディアサロマ湖(旧・サロマ湖温泉ホテル緑館(昔からサロマを走っているランナーは「緑館」と言っている方が多いかな))に4時間21分30秒で到着。この地点に運搬された荷物の中に用意していた皮膚の擦りむけ防止のクリーム「プロテクトS1」を脇下、股下に塗り直し、用意していたミニようかん、エイドにある小さい俵おにぎりを補給して出発。50km手前から再び霧雨が降り出すも、雨量はそれほど多くならない、風もワッカの後半は追い風になる予報であることを考慮し、用意していたポンチョは着用せず。休憩時間は4分弱。このあと右膝に軽い痛みが出て、すぐ良くなったと思ったら、今度は左膝に軽い痛みが出て、やや不安になるも、こちらもすぐに痛みが無くなり、ホッとする。
60km通過は4時間52分56秒。50~60kmの10kmは54分14秒。キロ5分25秒ペース。ただし、4分弱の休憩があったので、走っている時間でみれば、キロ5分ちょっとのペース。上りに入り、ペースを少し落として走っていたら、いっしょの民宿で泊まっているランナー仲間に抜かれ、あっという間に差が広がる。61km過ぎで国道238号を左折し、キムアネップ岬方面へ。
63.8km地点から約2kmは森の区間を走行。サロマランナーの間では通称「魔女の森」と呼ばれている区間。ここもキロ5分のペースを維持。67.2km地点は我々が泊まっている民宿を営んでいる方の生家前で私設エイドをやっており、そこに立ち寄り、おかみさんと記念撮影。
68~69km、69~70kmと1km5分25秒を超え(69kmの給水所でトイレに寄る)、空腹ぎみな状況も重なり、かなり疲労が出てきている状況。ここからが踏ん張りどころ。
70km通過は5時間45分45秒。60~70kmの10kmは52分49秒。キロ5分17秒ペース。70~71kmは5分ちょうど、71~72km5分07秒でいったところで、心拍数150。空腹感が出た影響で、て、ややペースダウン。
74km過ぎのサロマ湖鶴雅リゾートの給水所でそうめんを給食。ただ量がほんの少しだったので、それだけではおなかが満たされず、75km過ぎにウエストポーチに入れていたゼリー飲料を補給。キロ5分20~30秒ペースに少し落ち、心拍数は145前後。そして左足股関節外側が少しずつ痛み出す。
79.5kmの給水所で小さい俵おにぎりなどを補給。いよいよワッカ原生花園入口到着。上り区間では歩く。
80km通過は6時間41分40秒。70~80kmの10kmは55分55秒。キロ5分36秒ペース。上りが終わり、左足股関節外側の痛みを押して走るも、80~81kmは6分04秒、81~82kmは上り区間で歩いたので7分10秒。82km過ぎでついに痛みを我慢できず、また両腕が相当しびれてしまい、歩くことに。約10分歩き、多少は体力が回復したので、左足股関節外側を抑えて、痛みを緩和させながら、キロ6分ちょっとで走る。
ワッカではまず折り返しまでは、先に折り返したランナーとすれ違い。先を進んでいるランナー仲間と声をかけ合う。
85~86kmの仮設トイレで用足し。そのあと走り方を腰高フォームを意識して走ったところ、左足股関節外側の痛みをほとんど感じなくなり、キロ6分前後のペースに戻して走る。そして88.5kmの折り返し地点に向かっていくと、高低差約7mある昨年9月から供用開始されたサロマ湖第2湖口橋のアップダウン。ほぼ渡りきって、反対側の下りきり寸前のところで折り返し。ということで、またすぐにアップダウン。のべ14m上がり、14m下がる状況。上りでは無理せず歩き、折り返し後、橋を渡った下りからキロ5分半前後のペースに戻す。
90km通過は7時間50分39秒。80~90kmの10kmは68分59秒。キロ6分54秒ペース。この10kmで大幅にペースダウンしたものの、キロ7分近くのペースでも9時間切りは確実。キロ5分56秒ペースなら8時間50分切りなので、そのタイムを目指す。
折り返したあと、今度は折り返しに向かうランナーとすれ違い。ランナー仲間とすれ違ったときに声を掛け合う。
ワッカではあまり風の影響を受けず、天気も霧雨状態でしたが、本降りにまではならず、かろうじてカラダが極端に冷えることはなく、90~91kmの1kmで5分14秒、91km通過が7時間55分53秒でこのあとキロ6分で8時間50分切り。このあともキロ5分30秒前後のペースを刻む。ただし、90km以上走り、内臓は相当疲労していたので、上り区間は無理せず歩く。
そして残り2.5kmでワッカ出口。残り2kmで片道9km以上にわたるランナーすれ違い区間が終了し、右折。あとはフィニッシュまでラストスパート。98~99kmの1kmを5分27秒。99km通過が8時間42分56秒。このあと10秒ほどの差で前にランナーがいたものの、フィニッシュ写真がほかのランナーにかぶらないようある程度間隔を開けたいと思い、その差を詰めることなく、維持しようと思っていたところ、後ろを振り返れば、追い上げてくるランナーがいて、キロ5分半前後のペースで走ると差が相当詰まってしまう…これはヤバいと思い、スピードアップして前のランナーを抜き、相当な差をつけてフィニッシュするしかない…と判断。キロ4分半ペースに上げ、相当外側(進行方向左側)に離れて追いつき、そこからさらにキロ4分ちょうどのペースに上げ、一気に差を広げる。
逆に10秒以上の差をつけ、フィニッシュの少し手前で写真撮影用にペースを少し落として、フィニッシュ。8時間47分24秒(90~100kmの10kmは56分45秒。キロ5分41秒ペース)で、14度目の完走。フィッシュ写真もバッチリ単独で撮影されました。(写真は完走メダル)
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今回のタイムは2009年の自己ベスト、8時間38分04秒には及ばなかったものの、サロマとしてはセカンドベスト。そして6度目の9時間切りですが、過去の5回はすべて奇数年(2007、2009、2011、2013、2015年)で、偶数年の9時間切りはこれが初。そして2年連続9時間切りも初です。
それでも後半からいつものようにキロ5分を超えるペースに落ち、終盤ではトータルで15分くらい歩いてしまう状況になり、課題がいろいろ出てしまいました。それでも、このところは前半で相当セーブして走っていたところ、しっかり8時間20分切りを視野に走って、80km近くまではその可能性をもって走ることができたので、この目標が無謀ではなかったことが実感できました。あとスタミナとスピードを強化できれば8時間切りにも手が届くという感覚もありました。
これで今までと同じパターンなら、過去3大会(2014~2016年)すべて完走したサロマンブルー(10回以上完走者)は次回(2017年、第32回大会)の一般申込みの前、優先申込みができるので、それで申し込みをして、来年こそキロ5分切りの8時間20分切りを達成したいです!
サロマが終われば、このあとは8月28日(日)開催「第30回記念北海道マラソン」モード。今回完走すれば、1997年の初出走・初完走から20年連続完走達成の節目。目標は道マラの自己ベスト、2時間54分04秒(2009年)を更新する2時間52分前後での完走です。7月24日・士別ハーフマラソン、7月31日・釧路湿原マラソンの30kmでともにキロ4分を切るペースでいくのを目標に走り、スタミナ的には既にある程度出来上がっているので、スピード練習に比重を置いて、20回目の完走を目指します!