Yu-Run記

郵趣(切手・風景印など)とランニング・マラソンのブログです

【マラソン】東京マラソン2017、今回も応援

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2017年2月26日(日)、「東京マラソン2017」(第11回)開催。応募したものの、応募者が抽選対象者(26370人)の12.2倍(321459人)ということで、昨年同様抽選にハズレてしまったので、今回もランナー仲間の応援で東京入り。
私が走った第1回の2007年から昨年・2016年(第10回)までコースは新宿・東京都庁前スタート→ビックサイト横フィニッシュと同じでしたが、今回からコース変更となり、フィニッシュは東京駅西側の行幸通り。ということで、応援パターンを変更することに。
今までの応援は新宿三丁目駅付近→三田駅・田町駅付近→浅草橋駅付近→豊洲駅付近でしたが、今回はまず4km地点の市ヶ谷駅付近へ(9:05頃到着)。まず9時00分スタートの車椅子部門の選手が通過(写真上から2枚目)。そのあと9時10分スタートのトップ集団(写真上から3枚目)。少し遅れて日本人選手も通過。1番目は設楽悠太選手(ホンダ)。続いて井上大仁選手(MHPS)(写真上から4枚目)。ほかの有力日本人選手選手はキロ3分ちょっとのペースメーカーの集団に。そしてマラソン仲間の応援。まだ序盤ということもあり、見つけることができない仲間も。
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9時半過ぎまで応援したあと、都営新宿線で市ヶ谷駅(東京マラソンコース沿い(外堀通りの北側)の地下鉄出入口は東京メトロ(南北線・有楽町線)のみで、改札外通路のみでは都営新宿線ホームへ行くことができませんが、東京メトロの24時間券利用で東京メトロ改札内から都営新宿線ホームへ移動)から馬喰横山駅へ(いったん普通列車に乗ったら、次の快速が先に馬喰横山駅到着(そのまま乗ると、岩本町駅で快速に抜かれる)なので、神保町駅でいったん降り、次の快速に乗換)。コンコース利用で東日本橋駅出入口からマラソンコース(約12.5km地点)へ。もちろんトップ集団は通過済でフィニッシュタイム2時間40分前後のランナーが通り過ぎ、そこからマラソン仲間の応援(約12分滞在)をして、次は都営新宿線で森下駅へ。
まずは折り返し(富岡八幡宮前)へ向かうランナーの応援(18km過ぎ)。到着直後に折り返したトップ集団、そのあと日本人選手の通過を反対側で見かける。(写真上から5枚目、6枚目(日本人選手は井上大仁選手(MHPS))
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マラソン仲間を応援(約16分滞在)したあと、地下鉄通路を通って反対側の折り返し後のランナー応援(23km手前)。
その応援が終わったあと(約16分滞在)、再び都営地下鉄新宿線で馬喰横山駅に戻り、またコンコース利用で東日本橋駅出入口からマラソンコースへ(約26km地点)。
着いてまもなくランナー仲間2人が通過して応援。ということで、滞在時間はわずか約5分。
このあとは都営浅草線で三田駅へ。三田駅からJR田町駅方面(東)へ行く歩道橋(第1京浜、国道15号線)を渡り、まずは品川駅前の第2折り返しへ向かう途中の約34km地点へ。
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そこで約20分応援したあと、先ほど渡った歩道橋で三田駅側(西)に戻り、第2折り返しからフィニッシュへ向かう残り5kmを切った約37.5km地点へ。ここからが本当のマラソンの勝負どころなので、ランナー仲間へ今まで以上に声援を送る(滞在時間約15分)。
そして、最後に見かけたランナー仲間は通過した時点のペースを守れば自己ベスト更新できそうなので、すぐに三田駅へ戻り、都営三田線で日比谷駅へ。ラスト
600mの地点へ行き、感動のフィニッシュ目前、最後の頑張りの走りをしているランナーの声援。
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そして、到着して約5分後に自己ベストを目指すランナー仲間を見かけ、「自己ベスト行けるよ!」と声援を送り、これで約3時間の東京マラソン応援は終了。
今回もたっぷり応援することができ、自分で走れなくてもたっぷり楽しめた東京マラソンでした。
なお最初の応援した市ヶ谷駅前からラストの東京駅前(日比谷駅)までの移動はすべて都営地下鉄利用。東京マラソンのオフィシャルパートナーの最上位であるプレミアパートナーは東京メトロですが、今回の新コースは都営地下鉄のみで応援できますね(昨年までのコースだと終盤の豊洲駅前移動は東京メトロ有楽町線利用でしたが)。うーむ。
さて、東京マラソンは夏に行われるイギリス・ロンドン開催の世界陸上の代表選考(男子のみ)も兼ねておりましたが、優勝は2013年9月のベルリンマラソンで当時の世界記録(2時間03分23秒)を出したキプサング・ウィルソン選手選手(ケニア)でタイムは日本国内レースの最速タイムとなる2時3分58秒(世界記録とわずか1分01秒差)。日本人選手トップは8位・井上大仁選手の2時間08分22秒。その差は4分24秒。なお今の世界記録(2時間02分57秒、デニス・キプルト・キメット選手(ケニア)、2014年9月・ベルリンマラソン))と日本記録(2時間06分16秒)との差は3分19秒、1964年東京五輪の男子マラソンの優勝・アベベ・ビキラ選手(エチオピア)(2時間12分11秒2(当時の世界記録))と3位・円谷幸吉選手(2時間16分22秒8)との差は4分11秒6…つまり、アフリカ勢のトップと日本勢トップとの差は元々3~4分あると考えるのが普通。1kmあたりにして5秒前後の差が元々あるわけで、まずはその差を少しずつ埋める練習をすること、あとは身の丈のレース運びをすることでしょう。
そして、日本人選手のトップクラスは元々2時間08分台で走れるベースがと思っています。ただし、後半にスピードアップできる走りをマスターできれば、序盤は1時間04分前後で抑え、後半はためていた力を爆発させて1時間02~03分台でいくことができ、フィニッシュタイムを2時間06~07分台を記録することができるというのが私の持論です。
男子優勝のウィルソン・キプサング選手は前半1時間01分22秒、後半1時間02分36秒と後半の落ち込みは1分14秒。日本選手トップの伊藤大仁選手は前半1時間2分58秒、後半1時間05分24秒と後半の落ち込みは2分26秒。落ち込み幅としては日本選手としては小さい方ですが、それでも世界の上位は1分前後なのが現状。つまりケニア選手の上位はこのタイムでも後半に向けてためた走りをしているからこそ、後半も落ちないわけで、日本選手はこれでも前半突っ込み過ぎと言えます。日本の風潮として前半から突っ込んで後半は粘るというのが一般的ですが、前半抑えて、後半ギアチェンジしてスピードアップする方が持っている力を最大限発揮できると思っています。その走りができる日本選手が早く現れてほしいですし、そのような走りをするにはビルドアップ走や変化走のトレーニングを中心にしていく必要があり、それが世界のトップとの差を小さくする最短距離だと思っています。今までのやり方が通用していないわけだから、やり方を変えていかない限りいつまでたってもこの差は縮まらないでしょう…。
日本トップ選手も監督・コーチに与えられた練習をこなすだけでなく、世界のレース風潮をしっかり分析した上で、自分はどのような走りをしていかないといけないか、自分自身で考えていかないと走り方を変えることはできないでしょうね…。
と、またマラソンの持論を熱く語ってしまいました。
あと、東京マラソンが今年から新コースになり、サブスリー(3時間切り)達成者は1415人(男子1322人、女子93人)で、別府大分毎日マラソンの1167人(男子1153人、女子8人、視覚障害者男子6人)を上回り、2017年の日本国内でのサブスリー達成者最多大会となりました。なお、昨年・2016年は別府大分1209人(男子1192人、女子8人、視覚障害者男子9人)、東京1119人(男子1061人、女子58人)で別府大分の方が多かったです。
果たして来年・2018年は参加なのか応援なのか…どちらにしても現地へ出向きたいです。