Yu-Run記

郵趣(切手・風景印など)とランニング・マラソンのブログです

【北海道150年】切手題材巡り(1)札幌編

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今年・2018年は「北海道」命名150年目ということで、7月13日(金)に「北海道150年」切手発行。その切手に登場した題材巡り(1)札幌編。札幌関連では旧札幌農学校演武場(時計台)、北海道庁旧本庁舎、旧札幌控訴院(札幌市資料館)の3種類です。(2018年5月22日撮影)

 

◆北海道庁旧本庁舎(札幌市中央区北3条西6丁目)※北海道庁内郵便局、北海道庁赤れんが前郵便局風景印
北海道庁旧本庁舎の敷地について、開門は朝7時ですが、その少し前に開門され、観光客がほとんどいない6時50分頃撮影。切手デザインの写真は、東門から西にある北海道庁旧本庁舎に向かって左手にある花壇付近から撮影されたもの。実際にその位置から北海道庁旧本庁舎を撮影してみると、花壇の右手に立っている木の枝葉が写り込みます。なので、切手デザインでは木の枝葉を画像処理で除去画像をしていると思われます。
なお撮影時、花壇の花はチューリップでしたが、切手での花壇の花はおそらくベゴニアでしょう。
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◆旧札幌控訴院(札幌市資料館)(札幌市中央区大通西13丁目)※札幌南一条中郵便局風景印
撮影ポイントは札幌市資料館の東、大通公園・大通西12丁目(サンク・ガーデン)にあるカナール(水路)上から。切手デザインではカナール水面に建物が映り込んでおり、撮影時は晴天だったので、同じように撮影できました。
建物手前に佐藤忠良作のブロンズ像「若い女の像」があり、切手デザインでも確認できます。第23回東洋東南アジアライオンズフォーラム開催を記念し、同組織委員会が建立。佐藤忠良(1912年生~2011年没)は宮城県黒川郡出身、旧制札幌第二中学(現・北海道札幌西高校)卒。数多くの野外彫刻を残し、風景印のデザインでも北海道旭川市・若い女像(1971年制作、旭川買物公園、旭川二条郵便局風景印)、青森県十和田市…風(1991年制作、上十三保健所前、十和田西二十二番郵便局風景印)、千葉県八千代市・太陽像、緑像(1981年制作、村上橋、八千代郵便局風景印)の像があります。佐藤忠良作の像が切手に登場したのは初でしょう。
で、資料館の右手後方に見えるビルは「大通丸一ビル」(大通西14丁目)で、写真では建物の左上に「丸一ビル」の表記が確認できます。中央やや左手後方に見えるのは、ライオンズマンション第7大通(大通西14丁目)で、写真では建物の色がライオンズマンションのマーク(獅子が2頭向かい合っている)が確認できますが、切手では建物の色(薄いオレンジ色)ではなく、白色です。撮影時に外壁工事等実施によるシートの色なのか、画像処理で壁の色を白に加工したのか…切手現物を見てみないと判断できません。
なお札幌市資料館の建物手前、若い女の像の周り、切手デザインでは赤やピンクのバラの花を確認できますので、撮影時期は6~7月と思われます。
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札幌市資料館近くからも撮影。建物中央上部に目隠しの女性の顔があります。これは神話に登場する正義の女神で、「先入観を持たない」ことを意味しています。また天秤2つ(ともに一部切れています…)は「法の公平」を意味しています。
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◆黒田清隆之像、ホーレス・ケプロン之像(大通公園)(札幌市中央区大通西10丁目)※札幌南一条中郵便局風景印
札幌市資料館撮影ついでに札幌南一条中郵便局風景印で、札幌市資料館とともに描かれている黒田清隆之像(右)、ホーレス・ケプロン之像(左)を撮影。2体の像の中央奥に小さいながら札幌市資料館を確認することができます(中央のポールは姉妹都市のドイツ・ミュンヘン市寄贈のマイバウム(祭木))。
1967年・北海道開拓功労者顕彰像建立期成会制作。構想は加藤顕清。制作途中で死去のため、黒田像は雨宮治郎制作、ケプロン之像は野々村一男制作。
北海道開拓功労者顕彰像建立期成会はこな2体のほか永山武四郎之像(旭川市・常盤公園)、岩村通俊之像(札幌市中央区・円山公園)の2基を含め、4体制作。当初はすべて加藤顕清制作でしたが、死去により、永山像は北村西望制作、岩村像は前述「若い女の像」制作の佐藤忠良制作。で、永山像は永山郵便局風景印に描かれていますが、岩村像は4体の中で唯一、風景印に描かれておりません。
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◆旧札幌農学校演武場(時計台)(札幌市中央区北1条西2丁目)※札幌中央郵便局風景印
建物の切手表記が「時計台」とありますが、正式名称は「札幌市時計台」。朝7時25分頃に撮影していますが、撮影方向が北東なので、日差しが建物の右手後方から当たっています。切手デザインでは時計台正面に日差しが当たっていますが、屋根の陰が建物に少しかかっているので、太陽は時計台右手のほぼ真横、やや正面寄りにあるので、時計盤は画像で正確に読み取れないものの、11時過ぎと思われます。
そして、時計台の右手後方にそびえ立つビルは「さっぽろ創世スクエア」(高さ124m、地上28階)。2018年10月グランドオープンですが、切手デザインにはその建物は入っていません。切手撮影時は建設途中で、まだ建物が視界に入る位置までできていなかったものと思われます。
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◆ライラック ※札幌中央郵便局、札幌丸井内郵便局風景印
大通公園で「さっぽろライラックまつり」開催中。公園のライラックはほぼ満開。
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このあと、ほかの「北海道150年」切手題材に行って撮影したいと思っています。
なお、音威子府村「北海道命名之地」碑(天塩川河川敷)の解説板に「北海道」の元になった「北加伊道(きたかいどう)」と名付けた松浦武四郎の肖像画があり、切手デザインでも確認できます。よって、松浦武四郎像が描かれた釧路松浦郵便局風景印もマッチングですね。