2020年1月27日、西宮市・神戸市郵便局回り(6)・西宮甲陽園郵便局に寄り、風景印を集印しました。
◆西宮甲陽園郵便局(にしのみやこうようえん)
・住所：〒662-0018兵庫県西宮市甲陽園山王町3-63
・図案説明：甲山(かぶとやま)、甲山森林公園・「愛」の像、みくるま池からの眺め
・使用開始日：1999年(平成11年)6月1日
※使用切手：[上から1枚目]旧札幌控訴院(札幌市資料館)(北海道150年切手、2018.7.13発行)、[上から2枚目]栗林公園(ふるさと切手香川版、1999.8.2発行)、[上から3枚目]一筆啓上(ふるさと切手福井版・一筆啓上・丸岡城、2006.4.3発行)
関西学院前郵便局→西宮甲陽園郵便局の移動は自転車(レンタサイクル、約4.8km(甲山森林公園経由))利用。
西宮甲陽園郵便局訪局前、甲山森林公園(西宮市甲山町)に寄る。甲山周辺を含む六甲山の東麓一帯は「徳川大坂城東六甲採石場」だったとの解説板がありました。
風景印に描かれている「みくるま池からの眺め」を撮影。奥に橋を見ることができます。
その橋は公園マップで「みどり橋」と確認。
そのみどり橋を撮影。名前のとおり欄干の色は緑でした。
このあとシンボルゾーンにある「愛の像」へ。愛の像の真後ろは甲山。関西学院大学時計塔(関西学院前郵便局風景印)の後方も甲山でしたが、愛の像も後方が甲山でした。
噴水(霧噴水)の中央にある愛の像(西宮甲陽園郵便局風景印)を撮影。
愛の像そばにある解説では像の制作者は「新谷秀夫」氏。「新谷秀夫」氏についてネット検索したところ、ほかに「新谷秀夫」名の彫刻作品は、
・甲山森林公園内・彫刻の道「群鳥」(1973年設置)
・神戸文化ホール前(神戸市中央区楠町4丁目)「愛・ゆたかな心」(1974年設置)
ということで、3基のみ。
で、同じ読みで「新谷英夫」という名前でも神戸市内に多くの彫刻が設置されています。
・須磨浦公園(神戸市須磨区一ノ谷町)「みどりの塔・薫風」(1953年設置)
・ポートセンター街園(神戸市中央区波止場町)「みどりの泉・憩い」(1955年制作、1993年設置)
・長田神社(神戸市長田区長田町3丁目)「眼鏡碑・瞳孔」(1959年設置)
・王子公園(神戸市灘区王子町)「夕陽」(レリーフ)(1960年設置)
・東遊園地(神戸市中央区加納町6丁目、花と彫刻の道(フラワーロード西))「ふれあいの滝」(1981年設置)(子3人(新谷澤子・新谷琇紀・新谷英子)との合作)
・東急プラザ新長田(神戸市長田区若松町5丁目(設置当時はジョイプラザ))「愛」(1983年設置)
「新谷英夫」氏は1907年・石川県金沢市生まれ、1995年・阪神淡路大震災のとき自宅で被災し、87歳で死去。1980年に神戸市文化賞受賞(子の新谷琇紀氏も1999年、新谷英子氏も2015年に神戸市文化賞受賞)。そして須磨浦公園「みどりの塔・薫風」は神戸市初のモニュメント。そして「みどりの塔・薫風」制作時は「新谷秀雄」名。で、「のちに(新谷)秀夫」になっていると記載のページを見つけました。よって、「新谷英夫」氏は「新谷秀雄」「新谷秀夫」「新谷英夫」と3つの名前での制作彫刻があることがわかりました。
余談ですが「みどりの塔・薫風」の台座は戦前からあり、制作当時は「八紘一宇」の塔だったようで、その台座を活用して、モニュメント設置(全国植樹祭開催に合わせ)とのこと。
そして、このあと神戸へ行った際、長田神社に寄って眼鏡碑・瞳孔を撮影。
撮影時は新谷英夫氏と知らない状態。本当に偶然撮影して、帰宅したあと確認したところ、「愛の像」と同じ作者の彫刻だったことが判明。ビックリの一言です。
これで西宮市内郵便局で使用している風景印のうち、西宮郵便局(集印済)と同図案風景印使用郵便局(5局)以外の全23局の風景印を集印。
このあと西宮北1自転車置場でレンタサイクル返却(約3.6km)。西宮駅前の牛丼屋で昼食をとったあと、西宮駅からJR神戸線・新快速で兵庫駅(神戸市)移動です。
風景印／西宮甲陽園郵便局
