Yu-Run記

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【風景印】大森郵便局(2020.2.29押印)・その2

大森郵便局風景印
2020年2月29日、東京都郵便局回り(7)・大森郵便局の風景印を訪局(ゆうゆう窓口)での集印・その2です。


◆大森郵便局(おおもり) ※変形印
・住所:〒143-8799東京都大田区山王3丁目9-13
・図案説明:原稿用紙、馬込文士村、万年筆、大森貝塚(大森貝墟)碑(外周:ウメ(大田区花))
・使用開始日:1994年(平成6年)7月8日
※使用切手:[上から1枚目]ヒオウギカイ(41円普通切手・コイル式、1989.4.1発行)
(注)上記画像(63円未満切手の押印)について、葉書大の台紙に当該切手を含め額面合計63円以上の切手2枚をそれぞれ5cm以上離して貼付し、それぞれ目切手に風景印押印(1枚の台紙に額面合計63円(国内葉書料金)以上の切手に同一種類の消印を最低回数押印(前述のケースだと2回)することは、記念押印の規定で認められた押印方法)した一部分を掲載したものです。


大森郵便局訪局前、風景印に描かれている大森貝塚碑(大田区山王1丁目)へ。池上通り沿いに「史跡大森遺跡→」(JR線路沿い(東側))の表示有。

大田区・史跡大森遺跡入口写真

大田区・史跡大森遺跡入口写真

大森遺跡へ行く前、入口の向かって右手(南側)、池上通り沿いに大きさ2分の1の「大森貝墟」碑レプリカ、その横の「モースゆかりの地」(モース博士(1838年生-1925年没)は大森貝塚発見者)を撮影。

大田区・大森貝墟碑レプリカ、モースゆかりの地碑写真

大田区・大森貝墟碑レプリカ写真

大田区・大森貝墟碑レプリカ写真

大田区・大森貝墟碑レプリカ写真

大田区・大森貝墟碑レプリカ写真

大田区・モースゆかりの地碑写真

JR線路沿いの大森貝塚(大森貝墟)碑はNTTデータ大森山王ビルの敷地内ということで、見学時間は9~17時。碑へ行く途中に設置されている「モース博士と大森貝塚」解説板を撮影。

大田区・モース博士と大森貝塚解説板写真

大田区・モース博士と大森貝塚解説板写真

そしてJR線路沿いの「大森貝墟」碑を撮影。1877年(明治10年)6月、モース博士が横浜から新橋へ向かう鉄路の車窓から大森貝塚を発見したことから、1930年(昭和5年)4月に荏原郡大森町側(1932年(昭和7年)10月1日に大森区、1947年(昭和22年)3月15日に大田区)に碑設置。碑のそばはJR京浜東北線の線路ということで、JR京浜東北線車両(E233系)通行時にも碑を撮影。

大田区・大森貝墟碑写真

大田区・大森貝墟碑写真

大田区・大森貝墟碑写真

大田区・大森貝墟碑写真

大田区・大森貝墟碑写真

大田区・大森貝墟碑写真

大田区側・大森貝塚碑には2002年設置「貝塚発掘125周年記念」モニュメントがありました。

大田区・貝塚発掘125周年記念モニュメント写真

大田区・貝塚発掘125周年記念モニュメント写真

大田区側の大森貝塚碑へ行く前、北約300m先にある品川区側の大森貝塚遺跡庭園(品川区大井6丁目)へ。庭園到着が15時50分。2月は開館時間が16時までといいうことで、滞在時間はわずか10分間でしたが、見学に間に合ってよかったです。

品川区立大森貝塚遺跡庭園写真

品川区立大森貝塚遺跡庭園写真

品川区立大森貝塚遺跡庭園案内図写真

中央そば「モースの広場」のモース博士像を撮影。モース博士が土器を見ているところの像。

品川区立大森貝塚遺跡庭園・モース博士像写真

品川区立大森貝塚遺跡庭園・モース博士像写真

品川区立大森貝塚遺跡庭園・モース博士像写真

品川区立大森貝塚遺跡庭園・モース博士像写真
モース像そばの「品川区・ポートランド市 姉妹都市提携記念」レリーフを撮影。ポートランド市はアメリカ合衆国メイン州(東海岸)にあり、モース博士生誕地ということで、提携されたもの。参考までに北海道札幌市もポートランド市と姉妹都市提携していますが、こちらのポートランド市はオレゴン州(西海岸)で異なります。

品川区・ポートランド市 姉妹都市提携記念レリーフ写真

品川区・ポートランド市 姉妹都市提携記念レリーフ写真

庭園内の貝塚跡を撮影。

品川区立大森貝塚遺跡庭園・貝塚跡写真
貝塚の様子を確認できる復元された展示ブースを撮影。

品川区立大森貝塚遺跡庭園・貝塚展示ブース写真

品川区立大森貝塚遺跡庭園・貝塚展示ブース写真

遺跡庭園の南東隅、JR線路沿いに「大森貝塚」碑を撮影。大田区にある碑設置の前年、1929年(昭和4年)5月26日設置。設置時は荏原郡大井町(1932年(昭和7年)10月1日に品川区、1947年(昭和22年)3月15日に荏原区と合併して新・品川区)。碑設置時は遺跡の位置が特定されていないこともあり、2地区側が遺跡は自分のマチ、と主張するように碑を設置し、1955年(昭和30年)3月24日には品川区側、大森区側とも国指定史跡となっています。

品川区立大森貝塚遺跡庭園・大森貝塚碑写真
で、その後に発見された書物から貝塚は大森貝塚遺跡庭園付近ということで、品川区側であることが判明。ただし、大田区側の国指定史跡について取り消しはされておりません。
品川区、大田区と2つある大森貝塚碑、大森郵便局風景印では2代目(1952.4.1~1978.2.12使用)に品川区の碑、3代目(1978.2.13~1994.7.7使用)、4代目(現行印)が大田区の碑が描かれています。2代目から3代目への図案変更はやはり大田区にある郵便局ということで碑を入れ替えた…ということになりますね。
「大森貝塚保存会」が2019年9月16日で大森貝塚発見発掘142周年ということで、品川区側、大田区側ともに142周年表示が掲示されていました。

大森貝塚発見発掘142周年写真
庭園内にあった「品川区内の遺跡」案内を撮影。

品川区内の遺跡写真
大森貝塚遺跡庭園のすぐ北、JR線路(京浜東北線、東海道本線)の下、地下道を通った際に見かけた大森貝塚復元模型も撮影。

大森貝塚復元模型写真

大森貝塚復元模型解説写真

おまけ…JR大森駅1・2番ホーム中央に土器モニュメントが載った「日本考古学発祥の地」碑が設置されているので、今後の東京旅行時に寄って撮影したいです。
その1は下記アドレスに掲載しています。


風景印/大森郵便局(2020.2.29押印)・その1
https://yu-runki.hatenablog.jp/entry/202003232000


風景印/大森郵便局(2020.2.29押印)・その2