Yu-Run記

郵趣(切手・風景印など)とランニング・マラソンのブログです

【観光】東京都観光・その4(2020.2.29)

新井宿義民六人衆墓写真
2020年2月29日、レンタサイクル(自転車)利用・東京都内郵便局回りついでの東京都観光・その4です。


◆新井宿義民六人衆墓(大田区)
大森郵便局の旧図案風景印(1978.2.13~1994.7.7使用)に描かれている新井宿義民六人衆墓のある善慶寺へ。2014年2月21日開催の古沢保さん主宰「風景印歴史散歩」蒲田~大森に参加のときにも善慶寺(新井宿義民六人衆墓)へ寄っているので、6年振りの訪問。

善慶寺写真

善慶寺写真

江戸時代の延宝5年(1677年)、当時の新井宿村で厳しい年貢を減免するため、減免を領主の旗本・木原氏へ願い出るも黙殺されたため、百姓6人が4代将軍・徳川家綱へ直訴しようと計画するも、実行前に捉えられ処刑。その2年後、義民と縁故関係だった者が父母の墓を建てた際、裏面に義民6人の法号を刻んだのが「新井宿義民六人衆墓」と言われています。この新井宿義民六人衆の法号が刻まれているのが、本来は「裏面」ということになりますが、今は裏面を「表面」として建立されています。
1955年(昭和30年)3月28日、東京都指定旧跡(1931年(昭和6年)12月2日、東京府史跡)。

新井宿義民六人衆墓写真

新井宿義民六人衆墓・六士霊位之碑写真

新井宿義民六人衆墓写真

新井宿義民六人衆墓写真

新井宿義民六人衆墓写真

新井宿義民六人衆墓解説板写真

新井宿義民六人衆墓解説板写真

新井宿義民六人衆墓遷墓誌写真

新井宿義民六人衆墓解説碑写真

◆池上本門寺(大田区大森)
池上本門寺の五重塔は千鳥郵便局風景印で紹介済。


風景印/千鳥郵便局(2020.2.29押印)
https://yu-runki.hatenablog.jp/entry/202003252000


仁王門、仁王像(阿像、吽像)を撮影

池上本門寺仁王門写真

池上本門寺仁王門写真

池上本門寺仁王門・仁王像写真

池上本門寺仁王門・仁王像写真

池上郵便局風景印にも描かれている大堂(祖師堂)を南側から北に向かって撮影。池上郵便局風景印では大堂の右側に五重塔が描かれていますが、実際は五重塔は大堂の南東約100m先にあるので、風景印のように大堂と五重塔を一緒に見ることはできません。つまり「合成」です。


風景印/池上郵便局(2019.10.1押印・初日印)
https://yu-runki.hatenablog.jp/entry/201910292000

池上本門寺大堂写真

仁王門そばにある大田区戦没慰霊塔を撮影。

池上本門寺・大田区戦没慰霊塔写真

池上本門寺・大田区戦没慰霊塔写真

池上本門寺・大田区戦没慰霊塔写真

池上本門寺・大田区戦没慰霊塔写真

池上本門寺・大田区戦没慰霊塔写真

そして池上本門寺には多くの著名人の墓がありますが、プロレスラー・力道山(1963年・39歳没)の墓の案内があったので撮影。池上郵便局風景印使用開始初日(2019年10月1日)、力道山切手にも集印。

池上本門寺・力道山墓所案内写真

池上本門寺・力道山墓所写真

池上本門寺・力道山之像写真

池上本門寺・力道山之像写真

池上本門寺・力道山之像写真

池上本門寺・力道山之碑写真

池上本門寺・力道山之碑解説写真

池上本門寺・力道山墓所写真

池上郵便局風景印写真

撮影していませんが、仁王門そばに日蓮聖人説法像があります。日蓮像は北村西望作。北村西望(1884年生-1987年没)は切手題材にもなっている長崎市・平和祈念像の制作で有名ですが、日蓮像制作時の1983年は98歳。
で、日蓮(1222年生-1282年没)は今の山梨県身延町から湯治で茨城県へ移動途中、武蔵国池上で体調悪化。池上本門寺の地に以前あった郷主・池上宗仲の館で亡くなっています。ということで、池上本門寺は日蓮入滅霊場の聖地となっています。大森郵便局、池上郵便局の戦前風景印には日蓮宗寺紋から井桁が描かれています。で、大堂には日蓮宗寺紋「井桁に橘」の紋幕がありますが、池上郵便局風景印に描かれている大堂にも紋幕があり、井桁らしき紋も確認できました。

池上本門寺大堂紋幕写真

池上本門寺大堂紋幕写真

池上郵便局・池上本門寺大堂部分写真

なお、身延山郵便局( 山梨県南巨摩郡身延町)風景印にも井桁が入っています。井桁は井伊家家紋の替紋でもあり、1週前に井伊家にゆかりのある彦根へ行ってきたばかりなので、ビックリです。ま、井桁は今なら「#」(ハッシュタグ)ですね。井桁はかなり先取っていた?(笑)。
旅行で事前にそれなりの「予習」はするも、実際に行って、いろんなものを見て、帰ってから「復習」すると、新たな発見がホントたくさん見つかり、そしてほかのこととの関連があったりするので、だからこそ風景印集印を兼ねた旅行はやめられれないですね。


東京都観光・その1(2020.2.29)
https://yu-runki.hatenablog.jp/entry/202003312200
東京都観光・その2(2020.2.29)
https://yu-runki.hatenablog.jp/entry/202004012200
東京都観光・その3(2020.2.29)
https://yu-runki.hatenablog.jp/entry/202004022200