2019年3月23日、翌日の練馬こぶしハーフマラソン出場で前夜に新千歳→羽田の空路移動。池袋宿泊して朝、小石川郵便局での風景印集印後、ジョグ(走り)移動で小石川植物園へ寄ったあと、文京区→豊島区移動。巣鴨駅周辺の豊島区観光(風景印題材中心)です。
◆染井吉野碑(豊島区巣鴨3丁目)(西巣鴨一郵便局、西巣鴨四郵便局、巣鴨駅前郵便局風景印)
巣鴨駅の西、すがも桜並木通り(JR山手線北沿い)にある「染井吉野」碑を撮影。1980年(昭和55年)9月3日建立。碑には「關八州全圖(関八州全図)」があります。「関八州」は「関東」の江戸時代・8か国の総称。相模(さがみ)、武蔵(むさし)、安房(あわ)、上総(かずさ)、下総(しもうさ)、常陸(ひたち)、上野(こうずけ)、下野(しもつけ)。ただし、染井吉野碑の解説文は一切ありません。そして染井吉野碑に関八州全図がある意味も不明…。
すがも桜並木通りの桜は咲き始めで、咲いている桜を撮影。
巣鴨駅前郵便局の旧図案風景印にも染井吉野碑が描かれており、使用開始は1980年10月1日(1999年(平成11年)11月11日図案変更)…碑建立のわずか1か月後。昔は何かできたタイミングで風景印使用開始…ということがよくありました。
◆江戸六地蔵尊(豊島区巣鴨3丁目・眞性寺)(巣鴨駅前郵便局風景印)
眞性寺の江戸六地蔵尊を撮影。地蔵尊前にはる碑には「都重宝 銅造地蔵菩薩坐像」とありますが、現在は「都重宝」から「都指定有形文化財(彫刻)」に種別名変更(1976年7月1日)されています。
その江戸六地蔵尊の場所、建立年は以下のとおり。
第1番・品川寺(品川区南品川3丁目)、旧東海道
1708年(宝永5年)建立
第2番・東禅寺(して台東区東浅草2丁目)、奥州街道
1710年(宝永7年)建立
第3番・太宗寺(新宿区新宿2丁目)、甲州街道
1712年(正徳2年)建立
第4番・眞性寺(豊島区巣鴨3丁目)、旧中山道
1714年(正徳4年)建立
第5番・霊巌寺(江東区白河1丁目)、水戸街道
1717年(享保2年)建立
第6番・永代寺(江東区富岡1丁目)、千葉街道
1720年(享保5年)建立※現存せず
2020年は六地蔵完成300周年ですが、第6番・永代寺のは唯一現存しておりません。風景印に描かれているのは1番・品川寺(品川郵便局風景印)、第2番・東禅寺(東浅草郵便局風景印)、第4番・眞性寺(巣鴨駅前郵便局風景印)の3つ。品川寺、東禅寺の江戸六地蔵尊は2年前・2018年撮影、掲載済です。
・1番 品川寺(2018.2.24撮影)
https://yu-runki.hatenablog.jp/entry/15409964
・第2番 東禅寺(2018.4.22撮影)
https://yu-runki.hatenablog.jp/entry/15503194
◆松尾芭蕉句碑(豊島区巣鴨3丁目・眞性寺)(巣鴨郵便局風景印)
前述の眞性寺・江戸六地蔵尊前に松尾芭蕉句碑があります。碑の横に碑文板がありました。
芭蕉翁
白露も こほれぬ萩の うねりかな
杉風 碑裏面
萩植て ひとり見習ふ 山路かな
寛政癸丑歳仲夏
一七九三年
採茶庵梅人社中
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「採茶庵」(江東区深川1丁目)は芭蕉の門人である杉山杉風の別荘。そこでの萩を見て芭蕉が詠んだ句。
句碑の裏面には杉風の句が刻まれているようですが、碑の位置的に直接は見られません。
採茶庵跡と芭蕉像は3年前・2017年に撮影、掲載しています。
風景印／墨田緑町郵便局(2017.10.20押印)
https://yu-runki.hatenablog.jp/entry/15258890
◆大震火災遭難者供養塔(豊島区巣鴨3丁目・眞性寺)
前述の眞性寺・松尾芭蕉句碑の横、大震火災遭難者供養塔を撮影。大正12年(1923年)9月1日発生・関東大震災の遭難者供養塔。翌年・大正13年(1924年)3月建立。
◆巣鴨地蔵通り商店街(豊島区巣鴨3丁目)(巣鴨郵便局風景印)
「とげぬき地蔵」高岩寺のある巣鴨地蔵通り商店街の入口を撮影。入口上の表示は「巣鴨地蔵通商店街」と送りがなの「り」が入っていませんが、商店街名称トしては「り」が入ります。
時間がなかったため、高岩寺へ寄ることはできず、六義園(文京区)へジョグ移動です。
