Yu-Run記

郵趣(切手・風景印など)とランニング・マラソンのブログです

【札幌】札幌駅ステンドグラス・黎明

イメージ 1

札幌駅パセオ郵便局の旧風景印(使用期間:1989.7.14~2015.2.19)の図案にあった札幌駅のステンドグラス、使用開始当時の郵政省発表では「ステンドグラス・森の情景」とありますが、ステンドグラスの作品名は「黎明(れいめい)」で、「森の情景」はステンドグラスのデザイン説明であることが判明しました。
このステンドグラスは1988年11月、札幌駅西コンコース(西改札口前、地下に降りる階段の上)に設置(初代の札幌駅パセオ郵便局風景印はその8カ月後に使用開始)。その後、札幌駅内のショッピングセンター「パセオ」の改修工事により撤収。2011年3月、札幌駅隣接のJRタワー東モール1階の通路壁面に移設されました。
西コンコースから撤収されたあと、移設されていたのはずっと知らないまま。2018年5月25日付北海道新聞「パブリックアート 保存いつまで?」記事で移設先をやっと知った次第。JR札幌駅は週何度も利用しているものの、JRタワー東モール1階は普段通らないところ。移設7年後にしてやっと気付き、お恥ずかしい限り。ということで、5月27日に撮影いたしました。
イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

風景印に描かれているのは、向かって左側~中央部分。雪原と樹木、そしてフクロウ(人とも思える部分の中央に樹洞があり、フクロウがいます)とキタキツネ。それを知っていれば、フクロウ切手やキタキツネキタキツネにも旧風景印押印していましたね。残念…。
「黎明」とは「夜明け」を意味しますが、時間の夜明けの意味もあるでしょうが、季節の「夜明け」…北海道の「冬」が終わり、「春」が始まっていく移り変わりを青系統(冬)と赤系統(春)の色で表しています。
なお、作者の國松登氏(1907年生~1994年没)は彫刻家・國松明日香氏(あいの里教育大駅前・彫刻「MUSE」(札幌あいの里郵便局風景印)などの作品有)の父です。