Yu-Run記

郵趣(切手・風景印など)とランニング・マラソンのブログです

【郵便局】2015年12月7日局名改称…厚別東郵便局→厚別信濃郵便局

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2015年11月16日時点で日本郵便ホームページ「開局情報(開局・一時閉鎖等)」には未掲載ですが、厚別東郵便局(あつべつひがし、〒004-0055札幌市厚別区厚別中央5条2丁目4-27)が2015年12月7日(月)から「厚別信濃郵便局(あつべつしなの)」に局名改称されます。局前及び局内に「郵便局名の変更のお知らせ」が掲示されていました。厚別東郵便局としての窓口営業は12月4日(金)が最終日です。
「厚別東」の郵便局名は開局当初の住所が「厚別東町(あつべつひがしまち)」だったことによるものでした。1982年9月6日、住居表示実施により地名が「厚別中央(○条○丁目)」と変更。その翌年・1983年9月12日には厚別中央地区の東側に「厚別東(○条○丁目)」の地名が設けられ、局名が地名と合わない状況となりましたが、30年以上局名が「厚別東」のままでした。
郵便局付近のエリアが1883年(明治16年)、長野県諏訪出身者がJR厚別駅周辺に入植。そのことにちなみ神社、小学校、中学校などの名称に「信濃」が使われ、郵便局から約100m先の会館も「厚別会館」から「厚別信濃会館」に名称変更されるなど、「信濃」の名前がつく施設が増えており、このほど郵便局名も「信濃」を付することになった次第。なお、札幌市内の地名としては「信濃」がつくところはありません。
全国で局名に「信濃」がつく郵便局は「信濃町(しなのまち)」(信濃町)、「信濃国部(しなのこくぶ)」(上田市)、「信濃平(しなのたいら)簡易」(飯山市)、「信濃金沢(しなのかなざわ)」(茅野市)と4局ありますが、すべて所在地は長野県。厚別信濃郵便局が長野県以外で唯一の「信濃」がつく郵便局となります。
で、厚別東郵便局で使用されている風景印(図案説明:JR厚別駅前モニュメント・飛翔(変形印…外周:信濃小学校彫刻・DONGURI(どんぐり))は図案そのままで厚別信濃郵便局でも12月7日から局名改称されて使用継続となります。ただし、局名と日付の表示位置が変更となり、厚別東郵便局は日付が局名の中央部(横書き)、局名がJR厚別駅前モニュメント・飛翔の下(横書き)でしたが、厚別信濃郵便局は日付が厚別東郵便局風景印では局名部分だったJR厚別駅前モニュメント・飛翔の下(横書き)、局名「厚別信濃」はJR厚別駅前モニュメント・飛翔の右側(縦書き)、道名表示の「北海道」はJR厚別駅前モニュメント・飛翔の左側(縦書き)となります。
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ちなみに風景印の外周「DONGURI」は文字どおり「どんぐり」の形をモチーフにしたモニュメント(彫刻家・松本純一氏作、1994年制作)ですが、「どんぐり」が描かれた切手は貯蓄増強宣伝切手(15円切手、1968年12月14日発行)、ふるさと切手北海道版「エゾシマリス」(1995年3月3日発行)、2005年ふみの日50円切手・リス(2005年7月22日発行)があります。また、どんぐりは描かれていませんが、3円普通切手・シマリス(2015年2月3日発行)のデザインは何かを食べているシーンなので、「どんぐり」を食べている…という想像もできますね。ぜひ新旧風景印にマッチングさせてみてください!
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(2015.11.21追記)どんぐりの切手、まだありました。2014年7月23日発行のふみの日切手の82円「実」の中にどんぐりもありました。まだ小さく「どんぐり」が描かれた切手があるかもしれませんね。