Yu-Run記

郵趣(切手・風景印など)とランニング・マラソンのブログです

【run観光】小樽市観光・その1

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2018年5月27日(日)、北海道150年切手(7月13日発行)の題材「旧日本郵船株式会社小樽支店」撮影のあと、小樽市のrun(走り)観光(風景印題材中心)・その1です。

 

◆小樽総合博物館運河館(旧小樽倉庫)のシャチホコ(小樽駅前郵便局、小樽稲穂郵便局風景印) 
シャチホコが描かれた風景印は、大半が名古屋市内の郵便局(名古屋城のシャチホコ)で使用されていますが、名古屋市外だと小樽の2局以外では鈴鹿神戸郵便局(三重県鈴鹿市)のみ(旧印だと佐賀中央郵便局(佐賀県佐賀市)も有)。いわば名古屋以外だととてもレアなシャチホコ風景印のもととなっているシャチホコ。小樽総合博物館運河館は小樽運河沿いなので、寄った際には瓦屋根の上に載っているシャチホコも見てほしいですね。
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◆手宮洞窟(小樽市手宮洞窟保存館)(小樽産業会館内郵便局)
小樽産業会館内郵便局風景印(1957年(昭和32年)7月10日使用開始(1975年(昭和50年)10月15日~1995年(平成7年)11月8日の期間は局名表示「北海道」入))は旧・小樽郵便局風景印(1948年(昭和23年)2月1日~1972年(昭和47年)9月30日使用)と同図案で、描かれている手宮洞窟は昔の風景。展示写真の中に「大正末期~昭和初期」の様子との記載がありました。で、この写真では判りづらいですが、洞窟の上に国鉄手宮線手宮駅~高架桟橋間の蒸気機関車が走っています。どうやらこの写真は昔の絵葉書で使われた写真をそのまま使われている模様。で、その写真と思われる絵葉書がネットで販売されていたので、早速購入手続きしました。
小樽郵便局の戦前風景印(使用期間…1933年(昭和8年)3月11日~1940年(昭和15年)11月15日)の図案説明は「道内唯一の遺跡・手宮の古代文字」(当時、フゴッペ洞窟(余市町(小樽市の西隣、手宮洞窟との直線距離は約13.5km))は未発見(1950年(昭和25年)発見)、小樽産業会館内郵便局風景印の図案説明は「手宮古代文字洞窟」と発表されていますが、調査の結果、現在は「文字」ではなく「絵画」という評価になっています。
なお、手宮洞窟「偽刻」説がありましたが、フゴッペ洞窟発見により、再評価されることになりました。
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◆雪まつり発祥の地碑(旧小樽市立北手宮小学校前)(小樽梅ヶ枝郵便局風景印)
雪まつりといえば「さっぽろ雪まつり」ですが、雪まつりの発祥は戦前に当時の小樽市北手宮尋常小学校(のちの小樽市立北手宮小学校)で行われていた雪まつりを札幌観光協会主事の方が目にして、それを参考にして終戦5年後の1950年(昭和25年)にスタートさせたもの。ということで、北手宮小学校前に「雪まつり発祥の地」碑設置。しかし、児童数減少により、手宮中央小学校に統合され、2016年(平成28年)3月閉校(閉校時の児童数はわずか9名)。閉校前まで、小学校内に「雪まつり資料館」があったのですが、今はもちろんありません(資料は保管されているようですが)。
2018年5月現在、碑はそのまま残っており、見学可能です。碑のあるところは高台で、小樽港を望むことができます。
で、小樽梅ヶ枝郵便局風景印に描かれているクマの雪像は、戦前に作られており、その写真の絵葉書をネットで見つけて、こちらも購入手続き。ただし風景印のクマ雪像とは構図はほぼ同じですが、土台が異なるので、風景印で描かれたものは戦後に行われた雪まつりでの写真を基にしたものと思われます。
で、第1回さっぽろ雪まつりのポスターにはクマ(熊)の雪像のイラスト(栗谷川健一さん作)が入っており、このイラストは第8回(1957年(昭和32年))まで使われているので、「雪まつり=クマ雪像」というのは、歴史的に意味あるものと言えますね。
なお、さっぽろ雪まつり資料館はクラーク博士像がある羊ヶ丘展望台にあります。
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その2につづく…。

 

run観光/小樽市観光・その2
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