Yu-Run記

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【特印】2019.9.20・日本芸術院創設100周年

日本芸術院創設100周年特印・手押し
2019年9月20日発行・日本芸術院創設100周年切手に同年9月20日使用の特印を札幌中央郵便局(手押し印は局名表示「札幌」)で集印しました。


・特印/手押し:日本芸術院ロゴマーク
※押印切手:[上から1枚目]白い馬・山口華楊画
※使用期間:2019年9月20日~9月26日(7日間)
・特印/押印機:日本芸術院会館(東京・上野公園内)
※押印切手:[上から2枚目]光昏・東山魁夷画
※使用期間:2019年9月20日(1日間)
日本芸術院創設100周年特印

日本芸術院についてわからないことばかりでしたので、日本芸術院サイトでいろいろ調べてみました。


日本芸術院サイト
https://www.geijutuin.go.jp/


まず、日本芸術院の役割について、紹介いたします。
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日本芸術院は、芸術上の功績顕著な芸術家を優遇するための栄誉機関です。
また、芸術の発達に寄与する活動を行うとともに、芸術に関する重要事項を審議し、これを文部科学大臣又は文化庁長官に意見を述べることができるとされています。
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次に特印・手押しのデザイン、日本芸術院ロゴマークの解説を紹介いたします。
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日本芸術院のロゴマークは、日本芸術院会員の小林斗盦氏から提供を受けたものです。
芸術に携わる者にとって大切な「芸」の字をいかすこととして、「芸」に簡化される前の「藝」字の起源となる金文の一つを採用しました。字形は、人間が跪いて両手を延ばし、草又は木を捧げ持ち、植え付けている形を表しています。この文字は漢字の草創期とも言うべき中国殷代末期(約三千四百年前)の甲骨文字や金文にたくさん残っていて、その原義が一目了解されるものです。
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最後に特印・押印機のデザイン(切手シートの上部余白にも描かれている)、日本芸術院会館の解説を紹介いたします。
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日本芸術院会館は、会員の故・吉田五十八(昭和29年1月会員就任、39年11月文化勲章受章、49年3月死去)の設計により昭和33年に竣工しました。
この建物は「平安朝時代の優雅、典麗の雰囲気を主調として、弘仁、藤原の面影を彷彿させ、さらにこれを近代の時代感覚によって、現代の姿に移行せしめることを意図した。従って建物は平屋建を選び、これに配するに平安朝特有の中庭をもってし、さらにこの周囲に廻廊をめぐらして、平安朝を端的にしかも強力に表現したつもりである」(吉田五十八)とされています。
会館は、会員の会議・懇談や日本芸術院授賞式などに使われるほか、展示室では日本芸術院所蔵の美術作品を一般に公開(不定期)しています。
平成15年9月、(社)日本建築学会によって、日本芸術院会館が歴史的に価値が高く、技術の成果がデザインに反映されているとして、「日本におけるモダン・ムーブメントの建築100選」に選ばれました。
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こういうことを日本郵便サイトにも掲載していただきたいものです…。


特印/日本芸術院創設100周年