Yu-Run記

郵趣(切手・風景印など)とランニング・マラソンのブログです

【run観光】釧路市観光・その5

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2018年7月28日(土)、翌日の釧路湿原マラソン出場(7月29日(日)開催、30km)のため宿泊ということで、釧路市内run(走り)観光・その5です。

◆雄別鉄道蒸気機関車8722号車(8700形)(川北町・釧路製作所前)…釧路愛国郵便局風景印
8700形は1911年、8700~8711号車の12両がイギリスから鉄道院(のちの日本国有鉄道)が輸入。これを模倣して、国内で8712~8729号車の18両が1912年製作。
8722号車は1953年、国鉄から北海道拓殖鉄道に譲渡。そして1957年には雄別炭礦鉄道(のち雄別鉄道)に再譲渡。雄別鉄道は1970年廃止となり、8722号車は東京の出版社に売却(東京・銀座で展示予定)が決まり、展示用に改造していたところ、出版社が買い取りできなくなり、釧路製作所で買い取ることになり、会社敷地内で保存展示されています。8700形で保存されているのは8722号車1両のみ。ということで、2007年に近代産業遺産に指定されています。
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車両横には新釧路駅の駅名標(実際に使われたものではないと思われる)も展示。駅名標の上にはヤマセミと思われる鳥の模型、駅名標の前にはキタキツネの模型がありました。
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新釧路駅のあった場所は釧路製作所の南西約200m先(川北公園そば)。で、釧路製作所の東側の地名は「新釧路町」で、地名の由来は新釧路駅ができたあと、駅名にちなんで住民要望により町名変更で誕生したものです。
雄別炭礦鉄道(のち雄別鉄道)の車両を描く
2018年1月15日押印(初日印、郵頼による入手)の釧路愛国郵便局風景印(8722号車)、布伏内郵便局風景印(205号車…解体済)印影を掲載します。
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釧路愛国郵便局風景印に描かれている8722号車はまさしく釧路製作所保存車両のもの。ただし、風景印に描かれている車両には煙突横に除煙板が付いていますが、展示車両には付いておりません。1912年の製作時には除煙板はなく、雄別炭礦鉄道に移籍された際に改造で付けられたらものですが、展示時に製造時と同じく除煙板がない状態に復元されています。

◆JR釧路駅前・動輪碑(北大通14丁目)…釧路駅前郵便局風景印
JR釧路駅前に蒸気機関車D51-467号車の動輪が展示されています(1991年設置)。
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で、動輪碑には車番がわかるプレートはありませんが、釧路駅前郵便局風景印を見ると、動輪下の土台にプレートらしきものが描かれており、設置時にはプレートがあった可能性があります。
2004年9月22日押印の釧路駅前郵便局風景印印影を掲載します。
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で、ネット画像で最近の釧路駅前郵便局風景印印影をみると、動輪の左下部が日付の部分でカットされています。非常に残念。

◆タンチョウの街路灯…釧路駅前郵便局風景印
釧路駅前付近の道路にある街路灯が釧路駅前郵便局に描かれているタンチョウの街路灯。中央の街路灯の下が向かい合うタンチョウを模したデザインになっています。
なお風景印は街路灯が斜めになっていますが、斜めの街路灯はもちろんなく、風景印のデザイン構成上のもの。夕暮れどき(18時過ぎ)は3つある街路灯のうち1つしかつけられていませんでした。
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で、夜になればちゃんと3つともつけられていました。
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その6へつづく…。