Yu-Run記

郵趣(切手・風景印など)とランニング・マラソンのブログです

【run観光】東京都足立区観光・その1

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2018年10月21日、タートルマラソン国際大会出場(ハーフの部・1時間24分16秒で完走)後、会場・虹の広場(荒川河川敷)からジョグ(走り)移動で千住大橋方面の観光です。

◆橋戸稲荷神社(足立区千住橋戸町)
千住大橋の北、後述の大橋公園のすぐ西にあるのが橋戸稲荷神社。神社拝殿の左右に足立郵便局風景印に描かれているキツネの漆喰彫刻がありますが、これは1863年(文久3年)制作・伊豆長八(入江長八)の鏝絵(こてえ)。なお、神社にあるのはレプリカ。本物は年3回(2月3日、5月15日、9月中旬の例祭日)に公開されています。いつか機会あったときに本物を見たいですね。
なお、足立郵便局風景印に描かれているのは、向かって左側・下にある母と子、2頭のキツネ(上から4、5枚目写真)。右は父キツネ(上から6、7枚目写真)。背景は稲穂です。そして上は三つ宝珠の神紋です。
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◆大橋公園(足立区千住橋戸町)
千住大橋の北、西側にある大橋公園に「奥の細道 矢立初めの地」碑があります。縦長の碑は2006年5月14日、足立区教育委員会建立。足立郵便局風景印に描かれている「おくのほそ道矢立初の碑」の石碑はそして公園の奥にあります。石碑の裏面に解説があり、設置日は昭和49年(1974年)10月14日。実はこの日は現在使用している足立郵便局の風景印使用開始日(図案変更)。つまり、碑の序幕に合わせて足立郵便局風景印を図案変更しています。これは郵便局だけで実施したものとは考えにくく、足立区が郵便局側(当時は郵政省東京郵政局)に働きかけして実現したのではないかと推測します。そしてこの1974年10月14日は足立区内にあるほかの集配普通局(当時)、足立北郵便局、足立西郵便局でも風景印使用開始されています。さらに「風景印使用開始記念切手展」小型印が足立郵便局で使用されており、そのデザインは足立郵便局風景印「漆喰彫刻のキツネ」と「足立」の文字、足立北郵便局風景印「炎天寺の蛙の像」(小林一茶の句「やせ蛙 負けるな一茶 ここにあり」に合わせて)と「足立北」の文字、足立西郵便局風景印「達磨(ダルマ)」(西新井大師)と「足立西」の文字。用意周到で風景印、小型印がつくられていることがわかります。
松尾芭蕉「奥の細道 矢立初めの地」について、足立区側なのか荒川区側なのかで両区で論争が起きています。実際どちらだったかというのは不明ですが、足立区は45年前、大々的にこのようなイベントを行っていて、その時点で荒川区は実質的に何もアクションを起こしておらず、実質的に「あと出しジャンケン」状態であることは否めませんね…。
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