Yu-Run記

郵趣(切手・風景印など)とランニング・マラソンのブログです

【風景印】1/18限り使用廃止・札幌澄川駅前郵便局

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札幌澄川駅前郵便局(〒005-0003北海道札幌市南区澄川3条2丁目4-5)で使用されている風景印が2018年(平成30年)1月18日(木)の使用をもって廃止されることになりました(使用開始日:1999年(平成11年)11月11日、図案説明:札幌市南区シンボルマーク、札幌天神山国際ハウス(現・さっぽろ天神山アートスタジオ)、札幌市地下鉄南北線5000形車両)。
あとで郵便局に風景印廃止の理由を確認したいと思いますが、推測として風景印に描かれている天神山国際ハウスは10年前(2008年3月)に閉館。その後、2014年5月31日に「さっぽろ天神山アートスタジオ」として開館されていますが、風景印に名称が入っているということで、現在の印の使用を中止ということでしょう。で、郵便局側の判断で、建物の名称変更、または図案そのものの変更をすることはせず、風景印使用自体を終了…ですね。
なお、北海道内で使用されていた風景印で郵便局の廃止(簡易郵便局への局種変更を含む)を除き、風景印使用自体を廃止したのは、今回の札幌澄川駅前郵便局で12局目(局名改称時に廃止したケースを含めると15局目)です。

◆風景印廃止(12局) ※<>内は廃止理由
2005/05/31 札幌モエレ(札幌市東区)<モエレ沼公園全体図の著作権による>
(※日付は一時停止前の使用最終日(正式の廃止日は2007.8.31))
2006/04/20 北見大通(北見市)<ふるさと銀河線廃止>
2006/04/20 訓子府(常呂郡訓子府町)<ふるさと銀河線廃止>
2006/05/31 札幌北四十三条(札幌市東区)<ユリの花の構造誤り(花被が5個描かれていますが、正しくは6個(外花被片3個、内花被片3個))>
2006/07/31 函館万代(函館市)<ジェットフォイル廃止>
2007/07/20 計呂地(紋別郡湧別町)<円山自然休養林廃止>
2007/08/08 厚内(十勝郡浦幌町)<キャンプ場廃止>
2007/08/10 呼人(網走市)<簡易保険保養センター廃止>
2007/09/14 朗根内(上川郡美瑛町)<使用頻度が少ないため>
2007/09/14 上美幌(網走郡美幌町)<使用頻度が少ないため>
2007/11/30 上砂川(空知郡上砂川町)<無重力実験センター廃止>
2018/01/18 札幌澄川駅前(札幌市南区)<天神山国際ハウス廃止>
◆移転・局名改称時に風景印廃止(3局)
1989/10/13函館弁天(現・函館鍛治町)(函館市)<長距離移転>
1990/09/14函館若松(現・函館上野)(函館市)<※長距離移転>
1996/01/12十勝稲田(現・帯広南町)(帯広市)※単なる廃止
※日付は風景印最終使用日

札幌モエレ局の場合は実質的な風景印使用終了は2005年ですが、廃止日としては2007年。今回の札幌澄川駅前郵便局を除けば、10局すべて2006、2007年の2年間で行われており、それ以外の年には廃止は一切行われておりませんでした。
2006年より前だと函館市内の局舎移転による風景印廃止の2局(函館弁天局、函館若松局)ですが、実質的には郵便局廃止と新設を移転扱いにしたもの。なので、風景印使用を純粋に廃止したのは2006年4月20日限りで使用終了の北見大通局、訓子府局が北海道初。これはふるさと銀河線の車両が描かれていましたが、同日にふるさと銀河線営業終了によるもの。
これをきっかけに北海道では風景印の使用終了を2006、2007年の2年間で「積極的」に行われた形。2007年9月14日限りで使用終了の朗根内局、上美幌局は「使用頻度が少ないため」と明らかに郵便局の都合によるもの。
で、2017年1月19日時点で移転を含む上記15局すべて、郵便局は現存しており、風景印未使用です。