Yu-Run記

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【マラソン】北海道マラソン2016、2時間58分16秒で20回連続完走

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2016年8月28日(日)、北海道マラソン2016(第30回)のフルマラソン(42.195km)に出場。2時間58分16秒で20回連続完走です(男子完走者10604人中417位、年齢別・45~49歳46位(年齢別はネットタイムの順位))。(昨年・2015年まで年の数字が「北海道マラソン」の前に付いていましたが、今年・2016年は後ろに付いています。)

距離/スプリット(5kmラップ)[1kmペース]心拍/ピッチ/歩幅(cm)
05km 0:21:23(21:19)[4:16]154,195,122
10km 0:42:07(20:44)[4:09]155,195,124
15km 1:02:51(20:44)[4:09]157,197,124
20km 1:23:23(20:32)[4:06]160,197,124
25km 1:44:03(20:40)[4:08]164,199,123
30km 2:04:49(20:46)[4:09]167,197,122
35km 2:26:22(21:33)[4:19]169,196,118
40km 2:48:32(22:10)[4:26]168,197,116
Finish 2:58:16(9:44)[4:26]171,196,117
(1km平均4分13秒5 161[179]196 121)
※スタートロスは4秒

今回で北海道マラソンも第30回の記念大会。私の初出場が第11回の1997年。3時間17分58秒で完走して以来、昨年・2015年(第29回)まで19回連続完走。今回完走すれば20回連続完走となるので、まずはタイム関係なく無事完走することが目標。そして調子が良ければ、昨年は3時間超えでサブスリー(3時間切り)達成できず、また北海道マラソンで年齢別(5歳刻み)のネットタイムが50位以内だと翌日の北海道新聞朝刊に掲載となるのですが、昨年が57位と掲載されなかったので、サブスリーで年齢別50位以内が目標です。
9時スタートということで、5時起床。5時半朝食。6時20分に自宅出発。JR移動で、スタート地点の大通公園には7時前到着。マラソンのチームメイトに会い、健闘を誓ったあと、私がスタートするBゾーンからわずか30mしか離れていない契約スポーツクラブへ行き、トレッドミルで2kmのアップ走。そのあとさらっと風呂に入ったあと、着替え、トイレを済ませ、荷物を預けて8時25分にスタート地点へ。
天気はほとんど雲がない快晴。気温は20度以下で湿度も60%くらいと私にとって比較的走りやすい状況。
9時ちょうど、30回目、そして私にとって20回目の北海道マラソンスタート。
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すんなりスタートができ、すぐにキロ4分15秒前後と自分のペースにスピードを上げる。札幌駅前通は第3回(1989年)から第22回(2008年)までの20回、40km地点を過ぎて、中島公園のフィニッシュ地点へ向けて最後の頑張り…というフィナーレ区間でしたが、今は序盤区間でこれから40km以上走行。とにかく回りを気にせず、自分のペースで行くことに集中する。5km地点手前まで上り基調のコースなので、ペースを気にせず、心拍数を155前後にキープすることを心がける。
5km地点通過は21分23秒。キロ4分17秒ペース。昨年より44秒速く通過。非常にいい滑り出し。平岸通(国道453号線)に入り、下り基調のコース。ややペースが上がるも、ここで上げすぎないように心がける。最初の給水所で給水を行う。今年は紙コップ回収のゴミ箱の数が増えたものの、相変わらず道端に捨てて、ゴミ箱に入れないランナーがいました。たかがゴミ箱に捨てるまで数十秒持って走ること自体すら面倒と思うなら、マラソン出場する資格なしです。公道を走らせてもらっている感謝の気持ちを持っていれば、ゴミをコース上の道に捨てることなんかできません。マラソン運営者、ランナー全体含め、マラソン大会におけるマナーアップの意識付けをもっとやっていかないといけません。今はとにかくうるさいくらいでもいいので、受付時やスタート前にもっとゴミ処理の対応などPRしていく必要性を感じました。
このあと1kmほどある創成トンネル区間を走行。これだけ長いトンネル区間を走行すると、GPS時計によっては距離表示がおかしくなることがあり、GARMIN(ガーミン)の920XTJは完全に走行距離がカウントされなくなってしまう(ラン屋内に切り替える対応も可ですが、距離表示等はその時点の走行モードのみの数字になり、トータル表示にならないため)
10km地点通過は42分07秒。5~10kmの5kmは20分44秒(キロ4分09秒ペース)。いつもの道マラと同様、15kmまでは無理せずに走る作戦。
15km地点通過は1時間02分51秒。10~15kmの5kmは20分44秒(キロ4分09秒ペース)と5~10kmラップと同じタイム。ここから作戦どおりペースを少し上げ、前にいるランナーを少しずつ抜いていく。沿道には知り合いのランナー仲間が大勢いて声援を受ける。
19km地点で新川通に出て、これから片道約7kmの直線区間。20km地点通過は1時間23分23秒。15~20kmの5kmは20分32秒(キロ4分06秒ペース)。20km地点通過直後、片側3車線の道路の車線にあった溝に左足がはまり、派手にくじいてしまうも捻挫の症状はなく、事なきを得る。
中間地点(21.0975km)は1時間27分57秒で通過。昨年(1時間30分26秒)より2分29秒速く通過。よほどのことがなければサブスリーは確実。でも、気象条件が比較的いいので、年代別の50位(昨年の50位は3時間01分台)は2時間58分前後とにらみ、油断せずにキロ4分05~10秒のペースで走る。
25km地点通過は1時間44分03秒。20~25kmの5kmは20分40秒(キロ4分08秒ペース)。このあと1kmほど走り、新川通の折り返し地点。ここから残り16km。あとはフィニッシュの大通公園に向けて戻るのみ。昨年は折り返してからやや強めの向かい風を受け、ペースをかなり落としてしまったものの、今年は向かい風になるときもあるものの、風速は強くなく、影響はあまりなし。
30km地点通過は2時間04分49秒。25~30kmの5kmは20分46秒(キロ4分09秒ペース)。5kmからずっとキロ4分10秒を切るペースを刻むも、11時時点で気温23度に上昇。暑さがやや気になる状況。それでもこのあとキロ4分半のペースでいってもサブスリー可能なタイム。少し安心しながら、でも年代別50位以内を視野に入れて走る。
31kmの給水所の先の給食所で石屋製菓「白いバウム」があるも走り優先でスルー。このあたりでペースがキロ4分10秒を超え、ややペースダウン。34kmからはキロ4分20秒も超え、いよいよ正念場。
35km地点通過は2時間26分22秒。30~35kmの5kmは21分33秒(キロ4分19秒ペース)。心拍数は170前後でまだ少し上げられる状況ながら、ふくらはぎにハリが出てきて、無理すれば足が吊る可能性もあるので、キロ4分25秒前後のペースを維持。このままなら2時間58分台のフィニッシュタイム。さらにペースが落ちれば、年代別50位以内が厳しくなるので、それ以上落ちないようとにかく粘る。
北海道大学構内に入り、40km地点通過は2時間48分32秒。35~40kmの5kmは22分10秒(キロ4分26秒ペース)。ここから正念場ながらキロペースは4分半を超える。残り1kmを切り、このままならきっと年代別50位以内が厳しくなると思い、北海道庁赤れんが庁舎の前に入ったところで、気持ちを切り替え、少しずつペースを上げる。残り400m、北大通で右折し、フィニッシュ地点が見えたところでキロ3分40秒前後のペースに速度を上げてフィニッシュ。タイムは2時間58分16秒で、2年振り6度目のサブスリー(3時間切り)。そして20回連続完走達成です!最初に出始めた頃、ここまで走り続けるとは思っていませんでしたが、地道に積み重ねた結果、20回連続となった感覚です。タイム関係なく、ちょっとだけ自慢できるかなというところです。
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翌朝、自宅そばのコンビニで北海道新聞を買い、年代別50位以内の記録を見ると、45~49歳の46位にランクイン。50位のタイムとはわずか24秒差。距離にして約100m。ほんとギリギリで2年振り(2014年は44位)にランクイン。結果的にラストの頑張りで滑り込みランクインでした。見えないボーダーラインとの戦いになんとか勝った感覚です。
北海道マラソンは私が出場する前、抽選の時期もありましたが、私が出場開始の1997年以降はすべて先着順。各地でフルマラソンを実施する都市が増え、に大規模大会の多くは抽選。正直、抽選の大会はスポーツ「大会」でなくスポーツ「イベント」。私は毎年、北海道マラソンは4月にエントリーしてから5か月近く、そこに向けてトレーニングしています。東京や大阪みたくそもそも人口が多い都市だと難しいですが、地元民には大半の選手が先着で申し込みできるような「スポーツ大会」にしていくことがまず大切だと思います。遠方や海外から多くの観光客的なランナーを呼び込むのもいいですが、その大会でいいタイムで走ろう、というモチベーションを持たせることも必要だと思います。そうでなければ、マラソンブームが去れば、人気大会を除けば参加者が集まらず、大会が減っていくことになるでしょう。
北海道マラソンがここまで成長してきたのも、第1回からマラソントップランナーも参加するステイタスの高い大会を継続し、多くのランナーがここを目標に練習を積み重ね、それが参加者の増加につながったのだと思います。気象条件的に自己記録を目指すことは非常に困難ですが、多くのランナー仲間が参加し、応援してくれ、熱いボランティアの方々のサポートを受けて走れるので、私にとって一番熱く感動して走れるのは北海道マラソン!とにかく完走できるうちは欠かさず参加し続けたいですね!

◆北海道マラソン出走記録
完走回数[開催回]開催年月日 タイム 男子順位/男子完走者
1[11]1997/08/31 3:17:58 437/1633
2[12]1998/08/30 3:49:24 1679/2069
3[13]1999/08/29 4:02:56 2132/2144
4[14]2000/08/27 3:57:40 1500/1600
5[15]2001/08/26 3:47:28 1108/1591
6[16]2002/08/25 3:03:55 242/2018
7[17]2003/08/31 3:08:27 335/1969
8[18]2004/08/29 3:11:00 469/2636
9[19]2005/08/28 3:12:49 435/2355
10[20]2006/08/27 3:22:15 481/1913
11[21]2007/09/09 2:59:40 197/2404
12[22]2008/08/31 3:04:03 276/2582
13[23]2009/08/30 2:54:04 197/5730
14[24]2010/08/29 2:54:45 112/4839
15[25]2011/08/28 3:07:14 303/5793
16[26]2012/08/26 3:02:38 240/6885
17[27]2013/08/25 2:56:24 215/8534
18[28]2014/08/31 2:59:49 377/8688
19[29]2015/08/30 3:04:01 463/10017
20[30]2016/08/28 2:58:16 417/10603

追伸 後日、完走者記録ネット検索したところ、45~49歳の51位は2時間58分40秒…私と28秒差。約110mの距離。ホント僅差でした。

追伸2
UHB(北海道文化放送)でマラソン当日「ラストランナー」の番組で、北海道マラソンのラスト、ゲストランナーを務めた2年前・2008年(第28回)の女子優勝・野尻あずささんといっしょににフィニッシュしたランナーがフィニッシュ直後に取材を受けて放送された(3枚目写真はそのときのフィニッシュの様子)されたのですが、9月7日時点で完走者記録がリリースされ、その記録のラストランナーをみると、放送された方よりさらに遅く(23秒後)フィニッシュした方が出てきました。
ただし、私もその場面を目にしていましたが、そのランナーの後方を走っている光景を目にしておらず、明らかに不自然と感じたので、公式サイト提供のフィニッシュ動画をチェックしたところ、テレビ放送された「ラストランナー」の後方、タイムボードで5時間13分01秒頃に左側のフィニッシュボード後方からこそっとナンバーカードを付けていないランナーが現れ、フィニッシュラインを通過した場面を確認できました。
そのランナーの記録をチェックしたところ、35kmまでは通過していますが、40km通過は確認されていませんので、自分の足でマラソンコース上の42.195kmを走りきってフィニッシュした可能性は非常に低いと言わざるを得ません。そもそもコース外からフィニッシュラインを通過したのは映像で明らかですので、このランナーの完走記録を取り消し処理すべきでしょう。よって、9月7日時点で北海道マラソン公式サイト及びランネットでの男子完走者は10604人となっていますが、その方の1人分を減らし、当記事では「10603人」としています。