Yu-Run記

郵趣(切手・風景印など)とランニング・マラソンのブログです

【マラソン】サロマ湖100kmウルトラマラソン、8時間39分50秒で完走(2)

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2017年6月25日(日)、第32回サロマ湖100kmウルトラマラソンの100kmウルトラマラソンの100kmに出場し、8時間39分50秒(男子陸連の部51位、総合83位)で、15回目の完走(12年連続)。その完走記・後編です。

50km地点通過は4時間13分02秒。後半は前半よりもアップダウンが結構ある状況の中、なるべくキロ5分10秒前後のペースを維持する走りを目指す。ただし雨の影響で右足親指が靴に当たって痛みが出ている状況で、我慢の走り。
54km過ぎのホテルルートイングランディアサロマ湖(休館中)に4時間36分で到着。昨年より約15分遅れの到着。ポンチョの「着替え」(新しいポンチョに交換)。そしてスタート前に股へ皮膚保護クリームを塗るも雨などの影響でクリームの効果が薄れ、相当擦れてしまっていたので、改めて股と脇に皮膚保護クリームを塗る。そしてあらかじめ宿で用意していただいたおにぎり1個とバナナを荷物に入れていたので食べ、約6分後に再出発。
60km地点通過は5時間09分46秒。50~60kmの10kmは56分44秒。キロ5分40秒ペースも約6分の「休憩タイム」を除けば、キロ5分05秒ペースと前半のペースを維持。昨年(4時間52分56秒)より16分50秒遅れ。60km過ぎの仮設トイレで6度目のトイレタイム(ロス約30秒)。61km過ぎで国道238号を左折し、キムアネップ岬方面へ。立て続けに3人のランナーを抜いたあと、前のランナーは約200m先で、ここからしばらく単独走。63.8km地点から約2kmは森の区間を走行。サロマランナーの間では通称「魔女の森」と呼ばれている区間も、まだまだスタミナ十分でペースを落とさずに走行。
67.2km地点は我々が泊まっている民宿を営んでいる方の生家前で私設エイドをやっており、今年も立ち寄り、おかみさんと記念撮影…ということで約1分間滞在。
70km地点通過は6時間02分21秒。60~70kmの10kmは52分35秒。キロ5分16秒ペース。昨年(5時間45分45秒)より16分36秒遅れ。昨年はこのあたりでキロ5分ちょっとのペースで心拍数150といっぱいいっぱい状況でしたが、今年は145前後でまだ余裕あり。
74km過ぎのサロマ湖鶴雅リゾートの給水所で暖かいおしるこを小走りしながら食べる。私の前後の選手はポツポツといる程度。それもキロ6分前後にペースダウンしている選手が大半で、少しずつ選手を抜いて順位アップ。
79km過ぎでそのまま真っ直ぐいけば常呂のフィニッシュ地点のところ、ワッカへ向かうため左折。給水所でもエネルギーは十分に残っており、水分補給を軽くする程度ですぐにワッカへ向かう。
80km地点通過は6時間54分00秒。70~80kmの10kmは51分39秒。キロ5分10秒ペースで、この区間のラップタイムは過去最高。昨年(6時間41分40秒)より12分20秒遅れ。森を抜け、ワッカ原生花園に入ったところで、折り返し地点方向から強い風、本降りの雨、気温も10度を下回る低温の「三重苦」。いつもの走りならここでスタミナ切れで大幅にペースダウン…というところ、前半セーブした「貯金」がここで活き、キロ5分10~20秒ペースをキープ。85km過ぎの仮設トイレで7度目のトイレタイム(ロス約25秒)。本当に風雨の厳しい中の走りながら、折り返せば追い風になる!というモチベーションを力にキロ5分前半のペースを維持。そしてサロマ湖第2湖口橋の高さ約14mのアップダウンの先で折り返し(88.5km地点)、再び約14mのアップダウン。このあとは追い風に乗った走り。雨は小降りになったので、ここでポンチョを脱いでランパンの後ろにはさみ入れて走る。
90km地点通過は7時間47分55秒。80~90kmの10kmは53分55秒。キロ5分23秒ペース。昨年は80~90kmで68分59秒と大幅にペースダウンしたため、一気に昨年のタイム(7時間50分39秒)より2分44秒上回る。残り10kmを52分(キロ5分12秒ペース)でいけば、8時間40分切りできるので、そこを目標にする。ワッカでは80km以上走ってきたランナーとのすれ違い。ランナー仲間とすれ違うときは必ず声をかけて激励。みんなの走りを見てパワーをもらう。
しかし、ここまで90kmを走ってきて、さすがに疲労も出てきて91~94kmはキロ5分15秒前後、94~97kmはキロ5分25秒と8時間40分切りに黄信号。それでも残り3kmの97km地点通過が8時間25分20秒。残り14分40秒、キロ4分53秒ペースでいけば8時間40分きり。このあと1kmが急激な下り。そのあと2kmはラストスパートをかけられる区間ということで、ここからギアを上げてペースアップ。残り2.5kmのワッカ出口先の給水所はスルー。心拍数もここで150を超える。
98km通過は8時間29分55秒。97~98kmは4分35秒。このあとキロ5分ペースでも8時間40分切り達成ということで、無理にペースを上げず、キロ5分を少し切るペースで走り、99km通過は8時間34分53秒。もう8時間40分切りを確信。あとはフィニッシュするときにほかの選手との間隔を大きくあけて、フィニッシュ写真が単独で写るように「調整」した走りに徹するも、前も後ろも100m以上の大差。そして今年もフィニッシュの少し手前で写真撮影用にペースを落としてフィニッシュ。8時間39分50秒(90~100kmの10kmは51分55秒。キロ5分12秒ペース)で、15度目の完走。サロマの自己ベスト(2009年、8時間38分04秒)にはわずか2分弱及ばなかったものの、セカンドベストとなりました。もっとも、トイレのロスタイム(7回)は計7分10秒ほどあり、これだけロスタイムがあれば仕方ないところ。(写真は完走メダル)
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そして9時間切りは7度目(3年連続)。今回は雨の影響を考慮し、記録は二の次でセーブした走りに徹し、頑張った走りは実質ワッカの往路とラスト3kmくらい。その状況でも8時間40分切りができたのは100kmをキロ5分前半で走り切るスタミナがついたということですね。17度目で初めてサロマの走りができたという感覚です。こうなれば、次は気象条件さえ悪くなければキロ5分切りの8時間20分切りを狙います。さすがに8時間切り(キロ4分48秒ペース)は私には正直厳しいですね。

で、私のランナー仲間でサブテン間違いなしという実力のある方2人がワッカに入って、折り返し前の85km地点で低血糖症などの理由でリタイア。リタイア前の13時頃、ワッカの天気が一番雨脚が強く(12~14時の2時間で常呂の降水量は6.5mm)、タイミングが悪かったと思います。14時以降は雨がほぼ止んでいた(14~15時は0.5mm、15~18時は0.0mm)ので、10時間以上のランナーはむしろワッカで雨に降られていないので、往路の向かい風だけしのげば完走できる状況だったと思います。
私が会場を離れる直前の15時半頃、収容車で荷物のあるフィニッシュ地点まで輸送されたリタイア者を見かけました。今年の100km完走率は71.4%。1998年以降の20回で最高気温20度以下は10回目ですが、1998年(67.3%)、1999年(67.8%)に次ぐ低さ。やはり雨の影響を受けてリタイアした方が多かったと思われます。
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これで2017年前半のレースは終了。と言っても、2017年後半は翌週の函館(ハーフ)からいつものように月3くらいのペースでレース出場。当面の目標といえば、北海道マラソンで7年振りの2時間55分切り。スタミナはほぼ問題ないので、スピード強化で道マラに臨みます!
(※サロマ前に出場したレースの結果は後日アップいたします)