Yu-Run記

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【マラソン】大田原マラソン、2時間59分59秒で完走

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2015年11月23日(月・祝)、第28回大田原マラソン(栃木県大田原市)のフル(42.195km)に出場。2時間59分59秒でギリギリながらサブスリー達成しました。

距離/スプリット(5kmラップ)[1kmペース]心拍/分ピッチ/幅(cm),順位
5km 0:20:58(20:58)[4:12]152,198,122
10km 0:41:31(20:33)[4:07]154,198,122
15km 1:02:03(20:32)[4:06]154,202,121
20km 1:22:54(20:51)[4:10]156,202,119
25km 1:44:22(21:28)[4:18]156,202,116
30km 2:06:01(21:39)[4:20]161,204,114
35km 2:28:25(22:24)[4:29]162,204,110
40km 2:50:12(21:47)[4:21]164,202,114
Finish 2:59:59(9:47)[4:27]166,196,115
(平均ペース4:15.9,平均心拍数159,平均分ピッチ201,平均歩幅117cm)

前半1:27:28(平均ペース4:08.7)
後半1:32:31(平均ペース4:23.1)

レース前日は宇都宮駅から2km弱のホテルに宿泊。レース当日、6時過ぎに朝食をとり、6時45分ホテル出発。JR宇都宮駅7時16分発の宇都宮線・普通列車、黒磯行きに乗る。途中、先行していた貨物列車がレール上にあった石を踏みつけ、異常音を出したため、点検で停車していた営業で矢板駅で5分停車。西那須野駅到着も定刻より5分遅れで到着。もし大幅に到着が遅くなっていたら、マラソン出場にも影響出た可能性もあり、この程度の遅延で済んでホッとする。
駅東口から無料送迎バスに乗り、約15分で会場到着。今年からナンバーカード、チップが事前送付で受付不要。栃木県立県北体育館に入り、荷物を置いたあと体育館を出て、1kmほど先の某所のトイレで用足し。体育館に戻り、マラソンの支度をして、9時25分に体育館を出る。競技場そばの公衆トイレで用足しをしたあと、股関節回りを入念にダイナミックストレッチを行う。昨年は右足股関節痛で25kmでキロ6分前後にペースダウンし、3時間24分27秒と不本意な記録だったので、今年はそのような失敗をしないように対策をして、最低でもサブスリーでの完走を目指すことに。
そして、スタート25分前の9時35分にスタート地点へ行き、スタートまで待機。気温は約11度と平年より約2度低く、寒めの状況。9時40分過ぎ、NHK-BS「ランスマ」の企画で、51歳で6年ぶりのサブスリーを目指す金哲彦さんがスタート地点へ。オーラがあるとともに、サブスリーできるカラダにしっかり仕上がってきている感じを受けました。そして10時ちょうどにフルマラソンの部スタート。
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スタートしてまもなく左足のふくらはぎをやや締め付けするサポーターがずり落ち、競技場を出たところでいったん止まって上げ直す。スタート前にしっかり確認すべきでした…。
最初の1kmは4分02秒。かなりペースが速く、心拍数もかなり上がってしまったので、すぐにペースをキロ4分15秒前後に落とす。
5km通過は20分58秒。このところ5kmを楽に21分切ることができ、この調子なら2時間55分前後でいけそうな感覚。7km過ぎ、下りに入ったところでで雨が降り出す。雨量はそれほど多くないものの、ところどころ水たまりができ、このあと足元を気にして走ることに。そして早くも左足ふくらはぎに張りが出る。この状態でラストまでサブスリーペースでいけるかどうか…。とにかく今はじたばたせず、中盤までは抑えた走りに徹することに。
10km通過は41分31秒。この5kmは20分33秒。下り区間ということで、無理しない走りでもキロ4分07秒にペースアップ。給水のところで携帯していた「塩熱サプリ」を補給するも、左足ふくらはぎの張りは解消されず。
15km通過は1時間02分03秒。この5kmは20分32秒で最速ラップ。給水のところで携帯の「アミノバイタル」を補給。18km地点手前で折り返し。このあたりで雨はあがるも、今度はトイレにいきたくなるも、仮設トイレの手前で私の前にいたランナーが先にトイレへ向かったため、ここではスルー。
20km通過は1時間22分54秒。この5kmは20分51秒。キロ4分10秒ペース。給水のところで足吊り用の「コムレケア」を服用。そして中間地点通過は1時間27分28秒。キロ4分09秒ペース。ここまでは想定どおり。ここから少しずつ頑張ってなるべくペースを落とさないようにする…のがいつものパターンですが、小さなトラブルばかりで、とてもこのペースでいくのは難しく、とにかくサブスリーを目標に、無理しない走りに徹することに。
24km手前に仮設トイレを見つけ、ここで用足しすることに。トイレを出たあと、左足ふくらはぎを3度ほどさするようにマッサージ。でも違和感がすぐに消えることはなし。ここから進路を東から北に変え、向かい風を受けることに。また下りはここで終わり、このあと2度の下りを除き、フィニッシュまでほぼ上り区間。そしていったん止んでいた雨もまた降り出す。さらに気温は少しずつ下がり、11時頃から10度以下へ。ここからフィニッシュまで頑張り切れるかどうか、悪条件が重なる中で本当の勝負がスタート。
25km通過は1時間24分22秒。この5kmはトイレのロスタイム約30秒を含め21分28秒。キロ4分18秒ペース。給水で携帯していたゼリー飲料を補給。サブスリーができるかどうかの瀬戸際あたりで、私のそばにいる数人のランナーももちろんサブスリーを目指し懸命の走り。本当にみんな一生懸命。特に声を掛け合うことはなくても、同じフィニッシュラインを目指して頑張り合えるランナー仲間という感覚。
30km通過は2時間06分01秒。この5kmは21分39秒。キロ4分20秒ペース。ここで2度目の「塩熱サプリ」を補給。あと12km、なんとはふくらはぎが吊らないよう、祈るような思いで走る。33kmまではキロ4分20秒前後のペースを維持していたものの、上りの勾配がややきつくなったところで、無理せずややペースを落とし、33~34kmは4分35秒。
35km手前の給水所で、ラストまで足をもたせることを考慮し、携帯していた足吊り用の薬(コムレケア)を飲もうと、小袋から薬を出そうとすると、手袋をしたままだと開けることができず。でも、ここで薬服用をあきらめるとラストまで足がもたない可能性が高いと判断。手袋を脱いで薬服用をすることに。手はかなりかじかんでいましたが、なんとか小袋から薬を取り出し、薬服用。しかし、今度は脱いだ手袋を履き直すのもかじかんだ手では相当時間がかかり、34~35kmの1kmは4分53秒。この間にサブスリーのペースランナー、そしてペースランナーと併走していたサブスリーを目指す大勢のランナーに抜かれ、あっという間に20秒くらいの差がついてしまう。
35km通過は2時間28分25秒。この5kmは22分24秒。キロ4分29秒ペース。前半の貯金はほぼ使い果たし、サブスリー達成にはこのあとキロ4分21秒ペースが必要。救いは2度の下りで多少はスピードを出して走れること。
残り5kmは2時間37分58秒。多少ペースアップできたおかげでキロ4分24秒ペースでOK。それでも余裕は全くなし。
40km通過は2時間50分12秒。サブスリーまで残り2.195kmで9分47秒…キロ4分27秒ペース。ところが39kmを過ぎてカラダが急にダルくなり、思うようにペースを上げられず、39~40kmは4分30秒、40~41kmは4分31秒。サブスリーまであと5分16秒。キロ4分24秒ペース。かなり厳しい状況になるも、ここまできて簡単にあきらめるわけにいかないので、力を振り絞り、ストライドが伸びる走りに切り替え、腰高フォームで踏み出した足が真下になるように走る。
スタートした競技場に戻り、残り350m。ピュンとスピードアップはできなくても、キロ4分15秒前後のペースで残り半周、42km通過で2時間59分08秒。サブスリーまであと51秒。ラストを頑張れば確実に走れるタイム。ここからキロ4分近くにスピードアップし、必死にフィニッシュラインへ向かい、時計板のタイムが2時間59分57秒あたりでフィニッシュ。サブスリーは確実と思い、完走証をもらうと、タイムは2時間59分59秒…ラストをしっかり追い込んで走ってよかったです。ホッ。スタートのとき、しっかりピストルがならなかったせいもあり、時計板の表示が実際の計測よりタイムが短い(スタートのタイミングが遅れる)こともあるので、2~3秒は余裕もってフィニッシュしないと、時計板では2時間59分台でも、記録では3時間台ということもあります。そして、秒未満のタイムは1秒繰り上げの扱いになるので、2時間59分59秒01としても0.01秒が1秒繰り上がり、記録は3時間00分00秒…となってしまいます。さらにフィニッシュマットにセンサーが数本あるものの、最初のセンサーで運悪く反応しなかったならば、次のセンサーの反応タイムがフィニッシュタイムとなることもありますから、かなり冷や汗ものでした…。
序盤から調子悪かった左足ふくらはぎがもなんとかフィニッシュまでもち、そして昨年発症の股関節痛も今年は発症せず、一応昨年のリベンジは果たせたと思います。
これで大田原マラソンは6度目の出場で4度目のサブスリー達成。そしてサブスリー回数が今回で節目の50回達成です!初サブスリーは2002年10月14日の旭川マラソンで、そのときのタイムも2時間59分59秒。なんと初サブスリーとサブスリー50回目が3時間にわずか「1秒」切ったギリギリのサブスリー。ともに競技場に入ったラストの直線で最後の力を振り絞って駆け抜けて達成したサブスリー。初サブスリーは当然思い出深い大会ですが、サブスリー50回目も忘れることのできない大会となりました。
で、金哲彦さんは2時間57分16秒で「余裕」でサブスリー。相当なトレーニングを積んで臨んだからこそのタイムですね。さすがです。で、完走証交付の際、金さんがそばにいて、金さんのそばにいたサブスリー達成ランナーが金さんに完走証を見せていたので、私も見せたところ、2時間59分59秒とギリギリサブスリーのタイムを見て確か「素晴らしい」とおっしゃって、私の完走証がビデオ撮影されてしまいました。果たして「ランスマ」番組で登場するかな?
完走賞をもらったあと、味噌汁サービスがありましたが、すぐにはもらわず、まずは体育館に戻って着替えをしたあと、味噌汁をもらい、あらかじめコンビニで買ったおにぎりと一緒に食べる。とてもおいしかったです。あと栃木県内にある文星芸術大学(宇都宮市)の学生がデザインしたTシャツをもらう。
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すぐに西那須野駅行きの送迎バスに乗り、西那須野駅前到着。宇都宮方面の列車が来るまで30分以上あるので、駅前のコンビニでインスタントのカップうどんとホットコーヒーを買い、飲食でカラダを温める。
JR普通列車で宇都宮に戻り、駅内の餃子屋で餃子定食を食べる。そのあと、駅近くのスーパー銭湯で汗を流し、東北新幹線やまびこ号で東京へ。帰りの飛行機に乗る前、新橋駅前の居酒屋で食事を済ませ、予定どおり羽田→新千歳の飛行機に乗って、無事帰宅。
今回、2週連続サブスリー(さいたま国際2時間56分31秒、大田原2時間59分59秒)達成でしたが、過去に1度(2010年10月3日・別海町パイロット2時間48分50秒、10月10日・いわて北上2時間56分54秒)達成しているので、2度目です。
気象条件の影響はあったにせよ、タイムは先週のさいたまを上回ることができず、不完全燃焼。次のレースはちょうど1か月後・12月23日(水・祝)の加古川マラソン(兵庫県加古川市)のフル。河川敷コースで、34kmの加古川大堰を通過後はフラットな下りとラストまで追い込める得意なコース。ここで2012年5月の洞爺湖マラソン以来の2時間55分切りを狙います!